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在宅医療 Q&A

在宅医療 Q&A(一般の方)

  • Q
  • どのような方が在宅医療の対象ですか?
  • A
    • 1)病気の継続的治療が必要だが通院がむつかしい方
      2)病状の安定のため医療機器や医療処置が必要な方
      3)がんなどの終末期も自宅ですごしたい方
      などです。
  • Q
  • なぜ在宅医療が注目されているのでしょう?
  • A
    • 病気が起きた後の急性期治療(手術や特別な薬を用いた治療)が終了しても、完全にもとの健康が取り戻せない場合があります。がんや難病で病気を完全に取りきれない場合や後遺症が残った場合などです。このような場合、住み慣れた生活の場で療養を続けたいと希望する方が増加しています。2014年の厚生労働省の調査では、在宅で最期まで療養を続けたい方が国民全体の54.6%、実際に在宅で最期まで療養を続けた方が12.9%でした。
  • Q
  • 医師はいつ来てくれますか?
  • A
    • 「訪問診療」と「緊急往診」があります。主治医が計画を立て、患者さんを定期的に(通常1~2週間ごと)訪ねるのが「訪問診療」です。これに対して、病状が変化したとき、患者さんの要請を受けて診療に行くのが「緊急往診」です。連絡方法は最初にきちんと決めておきます。「訪問診療」の曜日、時間は患者さん・ご家族との相談に応じます。「緊急往診」は24時間体制です。
  • Q
  • 在宅医療ではどのような治療、検査が可能ですか?
  • A
    • 薬の処方や血液・尿検査、画像検査はもちろん、輸液剤や抗生物質の点滴、治療に必要な各種カテーテルの管理、内服が困難になった場合の各種持続注射など、入院治療とほぼ同等な治療、検査が可能です。在宅酸素療法、在宅人工呼吸、気管切開、胃瘻を含む経管栄養、経静脈栄養、導尿カテーテルなどは、継続的な管理が必要で訪問看護師との連携が重要です。褥瘡など皮膚の変化に対しても外用薬、医材を処方します。
      ※胸水、腹水の治療など特殊な在宅処置については<医療介護関係者向けページ>を参照してください。
  • Q
  • がん末期などの場合、在宅で最期まで緩和医療はできますか?
  • A
    • もちろん可能です。「在宅緩和ケア」といいます。その大きな役割は、がんがありながらも、痛みや呼吸困難、消化器症状などの苦しみを緩和する「症状緩和」です。そのために、さまざまな種類、剤形(内服、座薬、貼付薬、注射薬)の治療薬がありますので、患者さんと相談し最適な方法を探ります。また、「在宅緩和ケア」の最終目標は、患者さんご自身がもつ支えを大事にし強めることで穏やかに療養できることであり、その延長線上に自宅での看取りがあります。
      ※がん疼痛の専門的な治療については<医療介護関係者向けページ>を参照してください。
  • Q
  • 在宅医療を依頼するときはどうしたらいいでしょうか?
  • A
    • 入院中の場合、入院先の病棟スタッフまたは地域連携室にご相談ください。相談先が見つからない場合、その他、どんな場合でも、下記にお気軽にお電話ください。
      連絡先:070-3786-9514 (宇部協立病院 在宅専任看護師)
  • Q
  • 外来診療と在宅医療の併診は可能ですか?
  • A
    • 可能です。大学病院などの専門外来で、がんや難病の専門的治療を積極的に行なっているが、それ以外の症状に対しては在宅医療を希望されて、併診の形を取ることはよくあります。現在の病院と縁を切らずに「とりあえず併診を受けてみる」という姿勢もOKです。

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