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在宅での持続皮下注射の活用

在宅での持続皮下注射

  • 癌末期など、在宅療養を始めた時期には内服が可能でも、徐々に困難になっていく。オピオイドなどの鎮痛薬、制吐薬などは症状緩和に欠かせない。貼付薬や坐薬のない薬剤も多いので、持続皮下注射を活用する。

  • 全国的なネットワークで

 持続皮下注射のメリット

1.安定した薬物血中濃度がえられる
2.単回投与や投与速度変更時に持続静脈注射よりも安全である
3.レスキュー薬の家族での使用可能

 持続皮下注射の注意点

1.大きな静脈周辺の皮下が望ましい
2.2ml/時におさまるように薬液を調整する
3.多剤を併用する場合、配合変化に注意する

 持続皮下注射のデバイス

  • バルーン圧縮式(PCA機能なし)

    バルーン圧縮式
    (PCA機能なし)
    40ml/24時間

  • バルーン圧縮式(PCA機能つき)

    バルーン圧縮式
    (PCA機能つき)

 小型シリンジポンプ

小型・軽量で携帯可能。5mL・10mLシリンジ使用。流量設定は0.05~60.0mL/h(1.2ml/日~)。8時間充電で24時間連続使用のバッテリ。
PCA機能;1回操作時の皮下注量、次回操作への不応時間を設定。

  • 全国的なネットワークで
  • 持続皮下注射の薬剤例
    ・オピオイド
    塩酸モルヒネ、フェンタニルなど
    ・制吐薬 プリンぺラン、セレネースなど
    ・鎮静薬
    ドルミカム、サイレースなど
    ・サンドスタチン
    配合変化に注意!

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