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在宅での腹腔ドレナージと腹水濾過濃縮再静注法 Cell-free and Concentrated Ascites Reinfusion Therapy (CART)
在宅での持続皮下注射
腹腔ドレナージのは癌性腹水、肝硬変症による難治性腹水(利尿剤に反応しない)に行う。在宅では、大量腹水貯留にともなう腹痛・呼吸困難、著明な下肢・陰嚢浮腫の場合に行うことが多い。
ハンドヘルドの超音波装置が必須である。
腹水濾過濃縮再静注法(CART)
・原理:2つの濾過器を使用して癌細胞、血球成分を除去したうえで除水し約10倍に濃縮して患者に戻す。
・腹水採取:在宅で腹腔穿刺し1~2L/hrを目安に採取する。
・濾過濃縮:外来などで実施(2つのローラーポンプ使用、医療機器業者担当者+担当職員)
・再静注:訪問看護師などで実施
・副作用;発熱反応、腎障害、エンドトキシン血症(注意;顕性黄疸患者、 血性腹水、感染腹水)
※通常、アルブミン製剤50~60g分の節約となる