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乳がん検診受診について

乳がん検診受診のすすめ

乳がんは女性が罹患するがんの1位で、日本人女性の15人に1人が生涯の中で罹患すると言われています。ライフスタイルの欧米化で年々増え続ける傾向を示し、発症する年齢が40歳台で最も多いのが特徴です。
それでも乳がんは早期発見ができれば、その後の生存率の高いがんでもあります。

では早期発見をするために実際どういった検診を受けるのがよいでしょうか?

年齢や症状にあった検診を受けましょう

いくら乳がん検診が重要だといっても、全ての年齢の女性が全ての検査を受ける必要はありません。例えば、マンモグラフィ検診は、乳腺の発達している若い女性の場合、乳腺が白く映るため石灰化と判別がしにくくなります。ですから、20代の女性が毎年受診する必要がある検査ではありません(近親者に乳がん経験者がいる場合などは除く)。年齢に合った検査プランを立てて検診を受けて頂くことを当院では推奨しています。

 乳癌検診の受け方の例

40歳以上 マンモグラフィ(2年に1回)のみ
または、
マンモグラフィ(2年に1回)

超音波検診(毎年)
第1度近親者(親子、姉妹)に
乳がんの方がいる場合など
超音波検診(毎年)

マンモグラフィ(毎年)  
30代の方 気になる症状がある場合は受けましょう
20代の方 基本的には必要ありません

2006年度に、「40歳以上の女性に対し、2年に1度、マンモグラフィ検診を行う」指針が厚生労働省より通知されました。それに伴ってほとんどの自治体は、2年に1度の乳癌検診の受診を推奨しています。

マンモグラフィによる検査は放射線を使って行いますので短い間隔で何度も行う検査ではありません。
大事なのは、まず日常生活の中で御自分でのチェックを定期的に行うことです(月に1回自己触診を行う等)。
そこから自分の年齢にあった検診を受けましょう。また超音波に関しては放射線を使いませんので「若いけれど乳がんはすごく気になる」といった方はまず超音波検診から乳がん検診を受けてみてはいかがでしょうか?

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