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水俣病検診レポート

水俣病検診

水俣病患者が公式に確認されてから54年、いまなお多くの被害者が救済されず苦しみを抱えながら生活をしています。熊本、鹿児島から全国に移住された方々の中には、健康不安を抱えている方が少なくありません。
8月28日、当院では一人でも多くの被害者の方の救済をはかろうと、山口県在住で、熊本県・鹿児島県の不知火海周辺に居住したことのある方を対象に、水俣病検診を実施しました。
当初、受診者数を5名程度と見込み準備を進めましたが、12名の方から受診希望があり、当日は6名の方に健診を受けていただきました。

問診

問診は居住歴、嗜好・食習慣、家族歴、現病歴、自覚症状などの項目にわかれ、自覚症状においては50項目の設問があります。
7ページにわたる問診票を事前に受診者様に記入していただき、その後、食習慣などの確認、自覚症状の具体的な内容等を聞き取らせていただきました。

診察

診察では、触覚と痛覚を調べるために、筆と、痛みの少ない針を使って、顔・四肢・体幹を撫でたり、刺したりを繰り返して、感覚異常の範囲を特定したり、白線の上を歩いてもらって平衡感覚を調べたり、聴覚、視野の検査も行われました。

年齢を重ねることで、症状に慣れてしまい、自分は回復していると思われている方や、症状が年齢や別の疾病からくるものか、水俣病からくるものかを判断するのが難しい例もありました。

問診でいろいろとお話をうかがってみると、対象地域に住んでいて、自分の家族が水俣病で医療手帳を取得していても、自分は家族ほど症状がないので対象にならないと思っておられた方や、出身が水俣ではないので自分が水俣病の疑いがあることや対象になることを知らず、今ある症状は別の病気なのではと思っておられた胎児性水俣病の疑いのある方等、様々な理由で今まで給付申請をしないで過ごされていたようです。

全国には、自分では気がついていない、申請対象ではないと思っている水俣病患者がまだまだいるのではないでしょうか。

最終的に給付申請できたのは4名でしたが、今回の検診で、水俣病の掘り起こしは民医連で全国的に続けていかなければならないことだと感じました。
また、情報がないために原因不明のまま症状に悩まされている方々への情報発信についても力を入れていかなければならないと思います。

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